休止?いや開催!妙義31ennale!

 一旦休止という事になっていた妙義31エンナーレなのですが、なんと秘密裏に行われていた、との情報が!

31ennale!一体いつのまに!?広報担当も知らなかった事実を企画担当者に聞いて来ました!!

 以下その詳細です。

なぜゲリラ展示で行われた!?妙義31ennale!

 妙義山中にて誰にも(なんとウェブ広報担当にも)その存在を知られることなく展示を終えていた、妙義31ennale。

その詳細を知るべく展示者の一人に話を聞きました。

 

妙義ennale-web広報担当者(以下ウェブ担)「まず、本来行われるはずのなかった31ennaleがどういった経緯で行われたのでしょう?」

 

展示企画担当者「Myoghi〜ennaleというのは、そもそも『何十年に一度しか行われない美術の展示』、というのが本来のコンセプトの一つです。『2年に一度』のビエンナーレ、「3年に一度」のトリエンナーレどころではなく、『27年に一度の美術の祭典』であるから、皆さん是非見に行ってください、これを見逃すと27年後ですよ、という壮大なメッセージとしての意味が含まれた展示名なのです。例えば最初に行われた、妙義27ennaleであれば『27年に一度、という、それこそ四半世紀以上にわたる中で、一度しか行われない美術の祭典』です。しかし、その翌年も妙義ふるさと美術館さん側から是非次年度も開催して欲しい、という要請がありました。我々としましては、当然「27年後にもし開催できるのなら御の字」といった具合であったのですが、ありがたいことに「28ennale」、「29ennale」と毎年行われていったのです。

 

ウェブ担「なるほど。式年祭のように、ある一定の年数でのみ行われる予定であった展示が、全く正反対とも言える、アニュアリーとしての側面、つまり毎年行われる展示としての側面を持ち始めた、ということだったんですか。」

 

展示企画担当者「そうなんです。不思議なもので、そういった面では、もともとの意図とは反対の方向にふくらんで行きました。しかし、我々主催する側の都合によって「31ennale」を前年のように開催することができなくなりました。」

 

ウェブ担「それはまたどうしたのでしょう」

 

展示企画担当者「それはまぁ、一身上の都合と言いますか、たまたまみんな忙しくなっちゃったんです。決して美術館の方々に断られたということではなく、こちらとしましても本当に残念で泣く泣く。」

 

ウェブ担「それがどういった経緯でまた展示されることになったのでしょうか」

 

展示企画担当者「当初の思いは、やはり本展示の、毎年行われるアニュアリーとしての性格も大事にしたい、というものです。年々展示の中で様々な取り組みをしてきたので、美術館を借りなくてもできるようなやり方でやるのも面白いのではないか、と思うようになりました。それには、さまざまなギャラリーなどの展示スペースもあったのですが、28エンナーレから取り組んできた『アートの地産地消』というコンセプトから、今回は妙義山近辺で行うことにしました」

 

ウェブ担「そして今回のゲリラ展示になった訳ですね。しかしこれはなんでしょう、小さな家のようなものでしょうか」

 

展示企画担当者「はい。」

 

(以下次回へ)